姿勢の悪さ、猫背が気になるという方も多いと思います。
実はその原因の一つに膝裏の硬さがあります。
良い姿勢を保つためには膝裏をやわらかくしておくことが大切です。
膝が曲がったままの状態ですと、そこに連動する骨盤や体幹も歪んだ状態になります。
加齢による筋力の低下、過度に筋肉を使用したために起こる筋肉疲労から一時的に筋力が低下すると、
体を支えるために他の筋肉や骨格でバランスをとろうとします。そして骨盤も後ろに倒れていきます。
その結果、背中が丸くなり、あごが前に出る、下っ腹もぽっこり、肩の左右の傾きが出てきたりと身体に歪が起きてきます。
そのままの状態を放っておくと、体に負担がかかり不調や痛み、につながってしまします。
猫背だからといって、背中をのばすように意識しても、ひざが曲がっていたら、うまくバランスはとれませんし、姿勢をキープするための筋力がなければまっすぐな姿勢はキープできないのです。
膝裏が伸び、真っすぐ立つことで、姿勢を維持するために必要な体の後ろ側の筋肉(お尻の筋肉と太ももの裏のハムストリングス)の「伸展力」が高まり、姿勢が整えられます。
その結果、体にかかる負担が分散されるので筋肉の緊張がとれ、凝りや痛みも改善へと繋がっていきます。
猫背から引き起こされる症状
猫背になると、身体に様々な症状がおきてきます。
①膝痛、肩こり、腰痛の原因となる
膝が曲がったまま歩くと、膝に負担がかかり、痛みとしてあらわれたり、慢性的な肩こり・腰痛になりやすくなってしまします。
②疲れやすい
胸が縮こまった状態になるので、深い呼吸ができません。
③内臓機能への影響
内臓が正常な位置にいないので圧迫されてしまい、肺や胃腸などの機能に影響がでてきます。
猫背対策にオススメのヨガ♪
1、ごきぶりのポーズ
※20~30秒おこなうことで、血液が心臓の元の位置に戻り、血流アップ・冷えの改善にも効果があります。
※4を意識すると、姿勢維持に必要なインナーマッスルが鍛えられます。
2、長座のポーズ①
簡単そうに見えてキープするのが意外と難しいこのポーズ。
余裕のある方はかかとが浮くぐらい膝を伸ばせると
goodです♪
※3呼吸ほど繰り返しましょう
※太もも、腹筋、背筋が鍛えられ、膝裏にも効いてきます
3、長座のポーズ②
2のポーズの姿勢を維持したまま、つま先だけを伸ばします。
※2→3を繰り返しおこないましょう
※呼吸は止めないように
4、どこでもながらヒップアップ
内ももにボールや紙など物を挟んでおこなうと
意識がしやすいです。
頭が天井から引っ張られているイメージで、
肩は上がらないように意識しましょう。
画像に書かれている意識するポイントを
すべてできるようになると、自然と姿勢がキープできる身体へ近づきます。
※20~30秒行う
これらの動きを意識して続けていただく事で、後傾していた骨盤が正しい位置に戻り、背すじも伸びるので、良い姿勢キープに繋がります。
いつまでも健康で若々しくいられますよう、正しい姿勢を維持していきましょう♪