この時期、花粉症でお困りの方は多いのではないでしょうか?
私も花粉症には毎年悩まされています…
東洋医学の立場から考えると、普段食べているものからからだを整えて、不調や病気を予防する“食養生”というものがあります。
そこで今回は花粉症予防、緩和のために摂取していきたい食材をご紹介していきます。
併せて、花粉症対策ヨガもお伝えしていきますので、ご参考にしていただければ嬉しいです♪
花粉症対策におすすめの食材&避けたほうがよいもの
花粉症の予防や緩和に必要なのは『侵入させないこと』、侵入してしまったら『溜めないこと』、
アレルギー反応を『ゆるめていくこと』だと思います。
①『侵入させないこと』
花粉が侵入してくる経路には、目や鼻、口以外にも皮膚から侵入してくる場合があります。
皮膚の荒れや乾燥も大敵なのです。
皮膚の乾燥にオススメな食材はちみつ、ごま、ナッツ類。
また、目や口や鼻の粘膜を強くすることも大事です。そこでオススメな食材は発酵食品、かぼちゃ、にんじん、はちみつなどです。
②『溜めない』
花粉が体の中に侵入してしまったら、すぐに排出することが大切です。
体の中の解毒や排出を高めてくれるのが山菜、しそ、豆類、ブロッコリー、きゃべつ、菜の花など春が旬の野菜(緑色)などです。
利尿作用を促してくれるものには、海藻類、ゴマ、ごぼう、こんにゃく、きのこ類、豆類、ナッツ類などがあげられます。
③『ゆるめていくこと』
そして一番どうにかしたいと思うのが、花粉の症状が出てしまっていると時の対処方法だと思います。
くしゃみ、鼻水、目のかゆみなどでつらいので、どうしようもなく薬で抑えているという方も多いと思います。
是非、食材も取り入れ、反応をゆるめていきましょう。
花粉症の症状は東洋医学的でいうと、花粉の侵入により体の中で外邪(花粉)との闘いが起こります。その時に生じた“熱”が飛び火した結果。西洋医学的では“炎症”にあたります。
反応をゆるめるには、この炎症を抑えること。また、炎症が起きにくくするために血液をきれいにしたり、免疫のバランスを調整したりすることが大切です。
炎症を抑えるために必要な食材は、山菜、ごぼう、あさり、しじみ、豆腐、菜の花、きゃべつなど春が旬の野菜(緑色)などがあげられます。
免疫のバランスを調整していくために必要な食材は青魚、オメガ3オイル、しそ、きのこ類、発酵食品などです。
血液をきれいにするためには、れんこん、タマネギ、酢などがあげられます。
すでに色々な対策を行っている方は多いと思います。すべてを取り入れるのは難しいと思いますので、状態に応じて取り入れられそうなものだけでもとっていきましょう♪
避けたほうがよいもの
体を冷やす食材を多く摂取していると、花粉症の諸症状は緩和しづらくなります。
例えば、冷たいもの(アイス、ジュース、ビールなど)、生もの(刺身、生野菜、果物など)、甘いものです。
また先ほど花粉が体の中に侵入してしまったら、すぐに排出することが大切とお伝えしましたが、排出、解毒の作用を高めるためには“肝臓”の働きも大事になってきます。
肝臓に負担のかかりやすいアルコール類、乳脂肪、、甘い食べ物・飲み物を多く摂取してしまうと花粉症も発症しやすくなります。
また、薬も肝臓に負担がかかりやすいので飲みすぎ注意です。
食事は毎日の生活にとても重要です。
避けたい食材を一気に我慢するとストレスも溜まってしまうと思いますので
例えば毎日食べていたのを、2日に1回、数日おきなど少しずつでも減らしていけると、症状の変化を感じやすくなると思います。
花粉症・鼻詰まり撃退ヨガ☆
花粉症は“自律神経のバランスを整えることで緩和される”ともいわれています。
私もそうなのですが、レッスン前にくしゃみや鼻詰まりの症状で苦しんでいてもレッスンが終わるころには気にならなくなっていたということが多く見られます。
それは、ヨガを行うことでうっ血した鼻の粘膜を広げることができるからです。
今回はつらい花粉症の症状がやわらぐように
“胸をひらく” “頭を下げるポーズ” “深い呼吸” を意識して2つのポーズをご紹介します。
①うさぎのポーズ
1、おでこを床につけ、肘は顔の横につける。
おしりを持ち上げながら、頭のてっぺんを床につける。
呼吸は止めずに
※毒素が床から逃げていくイメージで行う
2、さらに余裕のある方は、後ろで腕を組み肩甲骨を寄せながら腕を上げる。
※首がつらい方は、おでこを床につけ、お尻を上げずに行うとラク。
②ピラミッドのポーズ
1、両足を大きく広げる
2、背筋は伸ばし、股関節から前に倒れて両手をつき、頭の力 は抜く
3、余裕があれば両手をつき、頭の先を床につけるように
4、1から両手を後ろで組み、肩甲骨を寄せながら前に倒れる と、肩回りもほぐれる。
毎日体に取り入れる食材を見直して、ヨガで自律神経のバランスを整えて
花粉症を乗り切りましょう♪
「これならできるかも」と思うものを無理なく取り入れていきましょう。
皆さまが快適な生活が送れますように☆