今年は早い梅雨入りを迎え、日によって天候の違いや気温差もあり心身ともに疲れ気味、なんだか気持ちが晴れない、とストレスを感じている方も多いのではないでしょうか?
そんな方たちの気持ちも身体もすっきりするように“経絡”の観点からお伝えしていきます。
私たちは心の状態と身体の状態それぞれを正常に保つことによって心身の健康を維持しています。
心と身体、どちらかに不調があると「気」のバランスが崩れてしまいます。
「病は気から」「あの人は元気があるね」「活気があるね」という言葉を耳にしたことがあると思います。
これは東洋医学の「気」の考え方を表した言葉でもあります。
「気」を整えることで身体が整い、健康な心と身体が作られると、リラックスして穏やかな生活を送ることができます。
逆に「気」の流れが悪くなると、今まで楽しめていたものが楽しめなくなったり、イライラすることが多くなったりします。そんな時、心に対応した身体の流れを整えることによって、意欲がわいてきたり、穏やかな気持ちになることができます。
“心と身体は繋がっている、一体である”というのは東洋医学の基本的な考えです。
しかし、「怒りっぽい」「イライラする」ということも悪いことだけではありません。
「気が強い」のは「気」が強い、元気であるとも言えます。
ただ、過度になりすぎてバランスが悪くなってしまうと、この強い「気」が攻撃的な気持ちを持ちすぎてしまい、イライラを抑えようとストレスが溜まってしまいます。そして人に当たってしまったり喧嘩になったりと悪循環に陥いります。周囲へ発散させる前にマッサージやセルフケアなどで落ち着かせていきましょう。
そして自分ケアをしてあげることで、自分の「気」で人を元気にすることもできます。
「あの人といると元気をもらえる」そんな方が思い浮かびませんか?
元気で前向きなパワーを与えられる人は、周囲から愛されますよね。
身体の巡りがよくなると、周囲との人間関係にもより良い循環ができるようになるでしょう♪
元気を取り戻す3つのポイント♪
1、ワクワクする
ワクワクすると気の流れが良くなります。
また太陽を浴びると、元気になるホルモン『セロトニン』が出やすくなります。
2、深呼吸をする
深い深呼吸はリラックス効果があります。鼻からゆっくり息を吸って、口からゆっくり吐き出しましょう。
自律神経のバランスも整えてくれます。
3、感動する
感動すると「元気」になります。映画を見るのもいいですね。自分の元気になることは何か見つめなおしてみましょう。
やる気がでない…活力がない…という方へ
かんたん経絡マッサージで疲れ知らずの元気な身体へ♪
東洋医学では“腎”は活力の源と言われています。寝不足などで“腎”のエネルギーが不足したり変調があると全身にエネルギーが行き届かず、何事にもやる気が起きなくなります。また加齢や疲労と重なり、疲れやすく元気がなくなります。
脚の内側にある腎経を流しましょう。さらに腕から首のこりもほぐすと、滞りが改善され気の流れを良くしてくれます。
また腰のマッサージで下半身への血行を良くし“腎”への気を補うことができます。
1、脚の後面をさする
ひざを立てて両手の平を脚の後面にあてる。
膝裏から脚の付け根までさする。
反対側も同様に行う。
両足1分くらいずつ行う。
2、腕の内側をさする
手の平を上のして伸ばし、もう片方の4本の指を手首にあてる。
腕の付け根までさすり上げる。
反対側も同様に行う。
両手1分くらいずつ行う。
3、腰を押して、さする
①腰に両手の親指をあて、お尻の上まで押していく。
②同じラインを親指でさする
③①と同様に押しながら体を軽く左右に揺らす。
いかがでしたか?
かんたん経絡マッサージで心と身体の流れを整えましょう♪
皆さんの心と身体がすっきりとして穏やかに過ごせますように(^^)